「PLCアダプタ」留意事項について

【使用に関するご注意】

  • 電波法によりPLCアダプタの使用は屋内に限定されています。
  • PLCアダプタは以下の電化製品の電気ノイズ源となる場合があります。
    • 短波ラジオ/調光機能付き照明器具やタッチランプ/ご購入いただいたPLCアダプタに登録されていないPLC装置/無線を利用した遠隔操縦機器/ワイヤレスマウス等
  • PLCアダプタは、既存の電力線(屋内電気配線)を利用してデータ通信を行います。電気ノイズや電力線の長さ、ブレーカの仕様の影響を受け、通信速度の低下、または、通信できない場合があります。 また、近傍に強い電波を発する無線設備がある場合は、通信速度の低下、または、通信できない場合があります。
    • 電化製品には電気ノイズが発生するものがあり、電気ノイズが発生すると、PLCアダプタの性能、通信速度に影響を与えることがあります。電気ノイズが発生しやすい電化製品は、例えば以下のようなものです。
      • 充電器(携帯電話の充電器を含む)/ヘアードライヤ/掃除機/電気ドリル/調光機能付き照明器具やタッチランプ等
    • PLCアダプタの電源プラグは壁のコンセントに直接差し込むことをおすすめします。
    • PLCアダプタをOA タップ(テーブルタップ)に接続する場合、OAタップ(テーブルタップ)は、壁の電源コンセントに直接接続してください。また、OAタップ(テーブルタップ)の電源コードはできるだけ短いものをお使いください。
    • ノイズフィルタ内蔵または、雷サージ対応のOAタップ(テーブルタップ)にPLCアダプタを接続しないでください。PLCアダプタの性能に影響し、ご利用になれない場合があります。
    • PLCアダプタのターミナルアダプタを接続する電源コンセントと、マスターアダプタを接続する電源コンセントが非常に離れたところにある場合、双方のデータ通信ができないことがあります。
    • PLCアダプタの性能に影響がでる恐れがあるので、PLCアダプタをバックアップ電源装置(無停電電源装置(UPS)など)に接続しないでください。
  • マスターアダプタとターミナルアダプタは、同じ分電盤からきている電源コンセントに接続してください。
  • 一般家庭の単相三線式100V配線には、L1相、L2相という2種類があります。L1相とL2相間の異相間通信の場合は、同相間の通信に比べて信号が多少減衰するため、高速電力線通信に影響を与えやすい電化製品の影響と重なって、通信できない場合もあります。(家庭内の分電盤には上下2段にブレーカーが並んだものや横1段のものがあります。上下2段のもののほとんどは上段がL1相、下段がL2相になっています。詳しくは分電盤メーカーにご確認ください。)
  • 別規格のPLCアダプタがある場合は、速度が低下する、または通信できないことがあります。
  • 本商品のLAN ポートにフレッツ・v6アプリまたはインターネットサービスプロバイダが提供するIP 電話サービスをご利用する機器を接続した場合は、ご利用の環境によっては、音声の遅れや途切れが発生する場合があります。(例:フレッツフォン)また、本商品のLAN ポートに映像を使ったサービスを利用する機器を接続した場合は、ご利用の環境によっては映像の品質が劣化したり、ご利用になれない場合があります。
  • PLCアダプタは医療機器の近くでの設置や使用をしないでください。本商品からの高周波信号が、医療機器に影響を及ぼし、誤動作する可能性があります。
  • PLCアダプタは、アマチュア無線、短波放送、航空無線、海上無線、電波を使用した天文観測などと同じ周波数を使用した高周波利用設備であり、これらの無線設備の近傍で使用した場合、これらの業務の妨害となる可能性があります。もし、継続的かつ重大な妨害の原因が本商品であると確認された場合は、電波法に基づき妨害を除去する必要な措置(すべてのアダプタの電源プラグを電源コンセントから抜くなど)をとることを総務大臣から命じられることがあります。
  • データは、AES128bit暗号化方式で保護されています。ただし、第三者による傍受に対して、セキュリティを保障するものではありません。
  • PLCアダプタは、ONU(回線終端装置)とCTU(加入者網終端装置)の間には設置しないでください。

【工事・保守に関するご注意】

  • NTT西日本では、電力線工事は実施いたしません。また、保守につきましては、PLCアダプタの機器故障のみを対象とし、電力線および他の電化製品等の利用環境に起因するものは対象外といたします。
  • 機器の初期不良を除き、原則として返品はお受けいたしかねます。

審査 13-1042-1